自分は現在、築10年ほどの賃貸物件で一人暮らしをしております。
とある夜更けのこと。
シーンとした部屋で本など読んでおりますと、壁や天井のあたりからミシリミシリと音がするのでございます。
現代では、このような現象を「家鳴り(やなり)」と呼び、湿度や温度の関係で云々といった説明がなされるようであります。
古来の日本にも家鳴りと呼ばれる現象が怪異として伝えられており、江戸時代の妖怪を集めた画集「画図百鬼夜行」では、小鬼が家を揺さぶっている様子が描かれております。
「あります調」はここまでにしておいて、現象を絵で表現するというのは面白いですね。
人間の想像力の豊かさを感じます。
現象を具現化した妖怪は他にもいて、たとえばゲゲゲの鬼太郎でおなじみの「ぬりかべ」。
あれは壁の妖怪というよりは、夜道を歩いている時に目に見えない壁のようなモノに前をふさがれて進めなくなる現象、に対して名付けられたものであるようです。
それを水木しげる先生が絵で表現したものが現在のぬりかべとなったと。
なんだかわからないモノを絵にすることで恐怖心が和らいだりする効果もあったのだと思います。
今と違って昔は夜になれば何も見えない真っ暗闇ですし。
・・・今回は、夏らしい話題を選んでみました。
といっても自分は怪談好きなわけでもなく、例えば洗面所の横の戸棚から女の人の顔がのぞくとか、ベッドの下の隙間から女の人の顔がのぞくとか、ああいうのは苦手です。
ああ恐ろしや。
武田
東の方から来た武田です。
自分は新人(ただしオールドルーキー)でして、8月末に広島に引っ越してきました。
ですので、広島に住んでみての感想など少しく書いてみようと思います。
まず、広島の中心部には高い建物があまりないですね。
広島は川が多く、砂州の上にできた町なので、地盤の関係で高い建物は建てにくいと聞ききました。
広島駅から電鉄に乗って紙屋町方面に向かうと正面に山が見えるのも驚きでした。
次に町名の話。
市内の町がやたら細かく分かれています。自分の住んでいる場所から道ひとつ挟んだだけで町の名前が変わるので、最初は戸惑いました。
白島のあたりに広島城があるので、この町名の細かさは城下町だったころの名残だろうかと思うと歴史を感じます。
最後にRCC中国放送の話。
自分は某関西球団のファンをやっていて野球を見る人間ですが、広島ではカープ戦のラジオ中継が必ずあるのに気付きました。
デーゲームでもナイトゲームでも10月になっても、試合があるなら必ず中継。
地元球団ってこういうものか、と感心して思わずカープファンにな・・・りはしませんが、野球のある生活を楽しめるのはいいことです。
とりあえずこれくらいでしょうか。
こちらに来てから広島城と平和記念公園は見に行ったので、他に近場の名所があれば徐々に訪ねて行こうと思います。
おわり