税理士の手嶋です。
いま、ファイナンシャル・プランニング技能検定1級の取得を目指して勉強しています。
本年5月28日に実施された学科試験は合格済みのため、残すは9月10日に行われる実技試験だけ
となっています。試験が間近に迫り、せっせと問題演習をしています。
FP試験の範囲はライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、
タックスプランニング、不動産、相続・事業承継.となっており
税理士業務と関連する分野が多く、相性の良い試験です。
個人的には社会保険・年金を勉強できたことが収穫でした。
事の始まりは、顧問先が不動産業をすることになり、宅建試験を
そこの社長と一緒に受けたことです。
試験勉強を通じて、日々の仕事ではなかなか身につかない知識を得ることができ、
業務に役立つことを実感しました。
せっかくなのでその流れでFP1級を取得することにし、
その前にステップとしてFP2級を受けて、現在に至ります。
FP1級の次は、賃貸不動産経営管理士試験を受けることに決めていますが、
その後は未定で、何にしようかな~、と考え中です。
税理士の手嶋です。
2021年末公表の新聞の発行部数は3302万部です。
10年前は4834万部、20年前は5368万部ですから減少が加速しています。
私はふだん日本経済新聞を読んでいますが、最近もうひとつ増えました。
朝日小学生新聞です。勧誘されて子どものために始めました。
時事ニュース(最近だと、円安・参院選挙)、国際問題(戦争・難民・食糧危機)、
自然科学、歴史、地理などなど幅広い分野がわかりやすく解説されています。
天声人語の小学生版、天声こども語なんてものもあります。
いやなニュースが扱われていないところも良いです。
中学受験の対策に使われているのか、受験関連の広告が目立ちます。
大人から見れば平易な内容ですが、日刊で、結構なボリュームがあり、
小学生が毎日読んでいることに感心しますね。
うちの子どもはというと、いまのところ「連載小説」や「マンガ」がお気に入りのようですが、
そこは紙面作りのプロたちが子どもの興味を引くように作っているので、
誘導されてぼちぼち他の記事にも目を通しているようです。
あまり多くのことを期待しても思うようにはならないのですが、社会に関心を持つきっかけになり、
親子のコミュニケーションをとるのに役立てばうれしいですね。
税理士の手嶋です。
最近、山本周五郎の小説をいくつか読み返しました。20代のころに初めて触れ、受験勉強の合間に多くの作品を読んだことを思い出します。
作品中の主人公に共通するのは、己の信念を愚直なまでに守り抜き、苦境にあっても周りの人々を思いやり、自己を律する生き方をしているところです。
時代が変わっても、決して変わらない普遍的な価値観があり、そこに心を打たれます。
書評をしたかったわけではないのですが、そんな小説の世界に対して、現実の政治に関するニュースを見るとため息が出ることが多いです。
政治の重要な役割のひとつは税金をどう使うかということですが、中途半端な所得制限をした10万円のバラマキは国民の負託に応えているといえるのでしょうか。
おかしいとの声があれば立ち止まって考えるべきですが、マスクのときと同様に今回も止まりませんでした。
税にかかわるものとして思うことは、納税者はまじめに自主申告して納税の責任を果たしているということです。
国であれ、地方であれ、選挙で選ばれた人は信念のある人でしょう。
議会の決議として導き出される結果にも信念が宿り、政治の責任が果たされていると信頼させてほしいものです。
税理士の手嶋です。
オリンピックの開催と「三体Ⅲ」が気になる今日この頃。
この5月で税務会計の仕事について20年、税理士登録から10年が経ちました。
たくさんある職業の中で良い仕事を選びました。20年経ってもおもしろいです。
話は変わって、先日、帰宅し車から降りると「シュュューーーー!!!!!」と結構な音がします。
驚いて、音のする場所を探すと左後輪タイヤの内側に亀裂があり、勢いよく空気が噴出していました。
走行中にパンクしていたようです。
ランフラットタイヤという、パンク後も走行可能なタイヤだったこともあり、
走行中は全く気が付きませんでした。交通事故を起こさなくてよかったです。
ディーラーに連絡すると、ある程度の距離なら走行可能とのこと。
翌日、パンクした状態で走行し、タイヤショップに行きました。
いつもより慎重に運転しますが、車自体は普通に問題なく走ります。
社会見学として交換作業を見せていただき、パンクの原因の説明を受けたところ、
空気圧の低下により偏摩耗を起こし、サイドがすり減ったことが原因でした。
パンクして空気圧0でも平気なくらいですから、私には空気圧の低下がわからなかったです。
確かに、空気圧のチェックをしてなかったですね・・・・。認識不足です。
空気圧警報システムで問題あれば警告されると勘違いしていました。
走行中にパンクしてもトラブルにならなかったのもタイヤのおかげですが、
空気圧の低下に気が付かなかったのもタイヤが原因かな。
メリットは覚えていても、デメリットは覚えていないことはよくあります。
私も空気圧について注意を受けていたかもしれないです。
メリットよりもデメリットを把握しておくことが大事ですね。
税理士の手嶋です。
コロナで全てが変わりましたね。お盆休みも例外ではなかったです。
例年なら帰省し、親戚が集まり、墓参りをしますが、本年はなしです。
こうなると暇を持て余しそうですが、中田所長から薦められた
中国人作家のSF小説「三体」があることを思い出しました。
中国の小説はほとんど読んだことがなく、タイトルも意味不明のため、
読もうかどうしようかとグダグダしていましたが、
いざ読み始めると、これが面白い!!!!!
文化大革命から始まり、場面が過去と現在を行き来しつつ、
天文学、物理学、謎のVRゲームと訳が分からないまま話が進みますが、
中盤以降、話が繋がりクライマックスまで一気に読みました。
想像力が追い付かなくて、自分では映像化出来ない描写もたくさんあり、
映像作品も見てみたいですね。
これが3部作の始まりということなので、Ⅱ・Ⅲへの期待が高まります。
ちなみに「面白い物語を求めているのならば、この本で間違いない」というのは
新海誠監督の推薦コメントです。
ステイホームで、暇だ、何か面白い本がないか、という方は読んでみて下さい。
続けて「三体Ⅱ 黒暗森林」読みます。あ~、ワクワクする。
税理士の手嶋です。
12月も残りあとわずか、1年は早いものです。
今年を振り返ると、強く印象に残ったのは、「令和」「ラグビー」「キャッシュレス」です。
令和は「穏やかで幸福な世が始まること」を祈念する元号です。
令和は、音の響きがきれいで、やさしく、おだやかな感じがします。
平成のときとは違う高揚感は、退位だったからですかね。
新しい時代の始まりを感じて、とても良い気分になりました。
「ONE TEAM」、最高でした。
いわゆるにわかファンですが、そもそもラグビーを見られる機会が少ないですよね。
日本が劇的な試合展開で勝利していく様を見て、一気に引き込まれました。
多くのスポーツでチームの為にという言葉を聞きますが、ラグビーほど「個人よりもチーム」の意識が徹底されているスポーツは他にはないでしょう。
強靭な肉体と不屈の精神力。プロフェッショナルってすごいです。
キャッシュレスは世の中の大きな変化の象徴のように感じました。
少し前に、ニュースで中国人が屋台の支払いをスマホでしている様子を見たときには、「ふーん」って感じでしたが、いまでは自分が使っています。
政策により、キャッシュレスでの支払いでポイント還元を受けられる制度が出来たことが普及拡大に影響を与えています。やはり国が主導するとすごいです。
お客様の店舗でも導入したため試しに始めましたが、実際使ってみると便利です。
現金補充のために銀行に行かなくなったこと、ちょっとした外出にサイフが不要になったこと、支払いがスムーズで時間短縮されたこと、小銭を触らなくてよくなったこと等々、がメリットですね。
個人の行動が変わって、社会が変わって、この先にどんな変化が起こるのか楽しみです。
新しいものに興味を持って、変化に対応していくことが大事ですね。
今年も一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
税理士の手嶋です。
約8年間乗った愛車を買い替えにより手放すことになりました。
仕事にレジャーに、常に一緒に行動していたので、過ごした時間や体験を思い出すと
感傷的な気持ちになります。
娘や息子を赤ちゃんのときから乗せていたこともあり、いっそう思いが強くなるのかもしれません。
まだ状態は良いはずですから、国内あるいは国外で次のオーナーと元気に駆け回ってほしいです。
最近のニュースから2つほど。
7月1日からの民法改正についてテレビで特集をしていました。
相続があった場合に、義理の親の介護をしていた長男の嫁が、
相続人に介護費用を請求できる内容でした。
これって、なかなか請求しにくいですよね。
請求することによって、わずかな金額にもかかわらず、
見返りのために介護したかのようにならないでしょうか。
制度が出来ても、使うかどうかには慎重な判断が必要です。
もうひとつ7月1日に、相続税・贈与税を算定する基準となる路線価が発表されました。
広島県では2.0%上昇、4年連続のプラスとなっています。
特に広島駅北口の「二葉の里地区」は6~11%の上昇です。確かに様変わりしています。
それにしても広島市の土地は高いです。
最高価格の比較では広島市305万円/㎡に対し、岡山市は137万円/㎡となっており、実に2.2倍です。
中国地方の経済の拠点であり、平地が少ないことなどが地価の差でしょう。
路線価と実勢価格(実際の取引が成立する価格)は少なくとも1.5倍から2倍くらい差がありそうですし、低金利も相変わらずですから、地価上昇傾向はしばらく続くのかも。
しかし、オリンピック後が近づいていますので、そこでどうなるか。
上がったものは下がる。しかし、金利は・・下がったまま。先のことはわかりません。
税理士の手嶋です。
最近、弁護士の先生と不動産に関する案件に取り組んでいます。
意見を交換していて感じることが、ひとつの事案についてかなり見方や想定している場面が違うことです。
税理士はトラブルが発生していない状況の延長で物事を考えていますが、
弁護士は最悪の状況を想定して物事を考えています。
考え方について質問をすると「修羅場ばかりを見ていますから」とのこと。
なるほど、平穏の中で仕事をする税理士の知らない世界です。
知らない世界のことだから考えが及びません。
税理士としての知識や経験の延長では辿り着かないものの見方は非常に参考になります。
セカンドオピニオンでも無理ですね、税理士の実務の範囲を超えていますから。
他の業種の方と仕事をする楽しみってこういうところですね。
同じように気づきを与えられる存在でありたいです。
税理士の手嶋です。
平成30年税制改正大綱が公表されました。
給与所得者への増税、事業承継税制の大幅な緩和など大きな改正があります。
【所得税の主要な改正】
・給与所得控除の改正 一律10万円減(年収850万円で195万円が上限)
・公的年金控除の改正 一律10万円減
・青色申告控除の改正 65万円控除→55万円控除(e-taxで申告すれば65万円)
10万円控除はそのまま
・基礎控除の改正 38万円→48万円
合計所得金額2400万円を超えると控除額が逓減し、2500万円を超えると0円になる
これらは2020年からの改正予定です。
給与所得控除は以前から多すぎると指摘されていました。増税というよりはこれまでの是正のように思います。
青色申告特別控除の改正は違和感あります。
取引を正確に記録し、申告内容を担保することがその趣旨ですが、電子申告普及のために使われるのですね。他の方法はなかったのでしょうか。
その他、小規模宅地の特例、一般社団法人、所得拡大促進税制の見直し・拡充、事業承継税制など今回の改正は実務に関連するものが多いです。
年明けからは確定申告も始まりますが、詳しい内容が明らかになったらお勉強です。
税理士の手嶋です。
7月3日に国税庁が相続税や贈与税の算定基準となるH29年度の路線価を発表しました。
全国平均では2年連続の上昇、13の都道府県が上昇しており、広島県もその1つでした。
上昇は、中国地方だと広島県、九州だと福岡県のみです。都市部への人口集中、地価上昇が表れています。
東京は最高路線価バブル期超えとのことで、地方とは別次元です。
H25年の路線価について、以前ブログに書いたことがありますが、そのときは5年連続で下落していました。当時と比べると地価と株価はかなり上昇しました。
広島市の最高地点は例年通り“中区胡町福屋百貨店前の電車通り”です。
H29年の㎡単価は2560千円です。
H25年は1770千円、過去最高のH4年10720千円でした。
坪単価に直すと、H4年3537万円、H25年584万円、H29年844万円です。
結構、値動き激しいです。
広島県の標準宅地の対前年比変動率は+1.2(H28年は+0.5)です。
この数値は広島県全体での数値です。
ここ2~3年、不動産価格は上昇局面のため、売却のお手伝いをすることが多く、売買金額が上がっていることを実感していました。広島市内の変動率はもっと上昇しているはずです。
そういえば、基礎控除の引き下げは、地価下落が続いて課税対象者が減ったことも要因だったと思うのですが、引き下げ決まってから地価上昇しているのですね。
今後、広島の不動産はどう変化しますかね。
上がり方が急なので一息つくようにも思いますが、さて。