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 残念ながら未だ、かのベストセラー本を読んでおりません(近いうちに読みます)。わたしも高齢者としてカウントされておりますのでちょっと言ってみたかっただけで、何がいいたいと言うことではありません。

 ずいぶん前から本を購入する場合には雑誌や新聞の書評で面白そうな本をAmazonに注文しています。Amazonのマイストアのおすすめを見ながら本を選んで注文することもあります。

 昨年の年末に読んだ3冊の本は珍しく本屋さんで購入したものです。「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」と「あるノルウェーの大工の日記」と「ソラリス」。3冊ともとても面白かったです。

 「ソラリス」は1961年に発表され、日本では1964年に出版されたSFの名作中の名作です。偶然にも昨年末に「100分で名著」で紹介されていました。「文明の構造と人類の幸福」のほうは2016年に日本で出版されたベストセラー本。ボリュームはありましたが、最後までほぼ一気に読みました。「あるノルウェーの大工の日記」、これこそ本屋さんに出向かなければ手に取ることのない1冊でした。翻訳がすばらしいのでしょうが、とても地球の反対側のヨーロッパの人と思えない、共感の持てるお話でした。

 「ソラリス」ははるか遠い宇宙の先で、人類には理解できない地球外生命体との理解できないコンタクトの中で人とは何かを突きつけられるお話でした。救いも答えもない物語です。

 「文明の構造と人類の幸福」も後半は現代の文明の中で爆発的に増加していく人類に幸福な未来があるのかといった論考で、そこにも当然のことながら救いも答えもありません。

 しかし偶然手にした「あるノルウェーの大工の日記」には、わたしたちがどのように生き、どのように感じればよいかの一つの答えがありました。

 今朝の中国新聞に、本屋さんが絶滅の危機にあると言う記事がありました。本屋さんに出かけなければ出合えない本があり、インターネットニュースの拾い読みでは出会えない新聞記事があります。とはいえ、時代の流れは変えようがないのでしょうね。しかし、あのノルウエーの大工さんはなんていうのでしょうか、これからずっと考えてみようと思います。

 

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中田

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